Another Latvia 本誌には載ってないエピソード

ピンク色の壁と『pienene』のロゴが目印。

聖ペテロ教会の展望台からの眺め。

『pienene』心地良い店内。手前がカフェスペース。

リガ旧市街で今のラトビアを感じる・味わう

 ラトビアの首都リガ。“バルト海の真珠”とよばれる港町の魅力を知るには、ゆったりとした散策がおすすめ。
 リガ市内を縦断するダウカヴァ川とかつての塀に囲まれた旧市街「リガ歴史地区」は、バロックやゴシックなど中世の建築物がたたずむエリア。リガ大聖堂、聖ペテロ教会、『三人兄弟』と呼ばれるリガでもっとも古い住宅など、見どころがたくさんあります。
 近年、新たなショップやレストラン、ホテルがオープンしていますが、なかでもラトビアのモダンな一面を満喫できるショップとレストランを1軒ずつご案内します。

 聖ペテロ教会近くにある『pienene』。店名の『pienene』はラトビア語でたんぽぽの意。
 大きな窓から光が差し込む明るい店内には、陶器やガラス製品、木工、羊毛、リネン類など、地元の作家の作品がディスプレイされています。ラトビアでつくられたものが多く、メイドイン・ラトビアのナチュラルコスメは種類も豊富。厳選されたアイテムがそろい地元の人たちにも人気です。
 併設されたカフェスペースでは、ゆったりと心地よい空間でハーブティーやスウィーツが楽しめます。旧市街の散策中にひと休みしながら、メイドイン・ラトビアのデザインに触れることができる素敵なショップです。

 ラトビアモダンキュイジーヌを味わえるのが『3 Pavaru restorans』。
 ラトビアの3人の有名シェフが2011年にスタートしたレストランです。
 世界中を旅して得たインスピレーションを店内のインテリアに。厨房はオープンキッチン。旬の素材にこだわり、仕入れる食材によって独創的なレシピの料理が登場します。テーブルの上に敷いた紙製のナプキンをキャンバスに、オリーブオイル、ブラックカラントなどのソースと食材をあしらい描かれたスターターはアーティスティックなひと皿。
 ドライアイスを使って、野菜を一瞬にしてフリーズさせるなど斬新な演出で調理された料理も体験することができます。

『3 Pavaru restorans』
真っ白な紙の上に描かれた独創的な料理。

『3 Pavaru restorans』
一瞬で素材をフリージング。

 
pienene
Kungu iela 7/9,Old town Riga
www.studijapienene.lv
3 Pavaru restorans, Tam labam bus augt
Torna street 4, Riga, LV-1050
Jacobs Barique 2B
tamlabambusaugt.lv/

~民の歌が出会う風景 ラトビア~

「NORDIC-BALTIC CHORAL FESTIVAL」の様子